そらかげ



べつに、人助けをしようと思ったわけじゃない。
ただ無性に腹が立っただけよ。
月明かりがほのかに差し込む夜、きみはそう言った。
そのときのきみの表情が哀しそうで。
今にも消えてしまいそうなほど、儚く見えた。
ぼくは、その言葉の真意に気づいてあげられなかったんだ。


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ラクタの花。


story


1話 * まずはご挨拶から。

01. 頼みごと          あたしたちは敵同士なのよ。
02.
03.